住宅・オフィス・店舗用ボックス型防犯カメラ

防犯カメラは外観から、ボックス型カメラ(box camera)とドーム型カメラに分けられます。

ボックス型防犯カメラとは、カメラを内蔵しているケースが四角い形のカメラです。大型・中型のボックス型カメラは、主に屋外の外壁や駐車場などに設置されます。小型のボックス型カメラは、室内用で、ビル内のお店、銀行や事務所に、天井からぶら下げるように設置されます。

ボックス型カメラは、ケース全体のサイズが大きくなりますが、防犯カメラとしては最も本格的なカメラです。


ボックス型防犯カメラは、用途に応じて標準レンズを、広角レンズ・超広角レンズ・望遠レンズやズームレンズに交換できるタイプが多く、監視範囲を自由に設定できます。また、カラーCCD使用でカラー撮影ができるタイプや、撮影画像をハードディスクなどにビデオ録画可能なタイプ、音声も記録できるタイプ、カメラからモニターまで無線(ワイヤレス)で接続できるタイプ、人間が近づいたときだけ効率的に監視・記録を行うタイプ、さらには暗闇でも撮影可能な赤外線暗視タイプまで各種あります。

ボックス型防犯カメラは高性能であるだけでなく見た目にも存在感があるので、不審者を心理的に威嚇する効果があります。しかし、一般家庭に取り付けた場合、存在感がありすぎて、圧迫感を感じられるかもしれません。

ボックス型防犯カメラには、通常の撮影機能を持ったタイプの他、撮影機能を持たない、威嚇効果のみのダミーカメラ(空のカメラ)もあります。本来の防犯カメラと比べて、ダミーカメラは価格が安く、ケーブルを張り巡らせる必要がないので取り付けも管理も簡単です。

しかし、万一の場合を考えると、不審者の映像を記録して残せる高機能の監視用防犯カメラのほうが役に立ちます。

カメラの画面のきめ細かさを決めるのが解像度です。従来の防犯カメラの解像度は640×480ピクセル(VGA)か320×240ピクセル程度のものが多く、これだと従来のブラウン管式テレビ画面と同じ程度の荒さでした。しかし、最新型のカメラの解像度はハイビジョン並み(1920×1080ピクセルあるいは1366×768ピクセル)かあるいは4Kテレビ並み(3840×2160ピクセル)に向上しています。そのため、人間の全身を映し出した場合であっても、顔の表情までもはっきり写ります。もっとも、たとえ解像度が低い場合であっても、高度な画像処理を用いれば、人物が特定できるほどの画像精度に仕上げることは出来ます。

最近の高性能の防犯カメラには、画像解析技術により、人間の形状を認識して、顔だけをズームレンズでクローズアップして追跡するタイプもあります。しかし一般のボックス型カメラは監視方向を固定して設置します。また、撮影中に監視方向を変えたりズームしたりはできません。そのため、複数の不審者の顔のチェックなどは困難になります。

複数の不審者のチェックを確実に行うには、高解像度のレンズが付いた防犯カメラを採用するの良いでしょう。解像度の高いカメラには、ハイビジョン以上の高解像度のものもあります。それを使えば、2人以上の人物を一度に把握することが出来ます。

また、高解像度の上に、さらに100倍近くのズームができるタイプもあります。これですと、多数の人数が通過する場所でも、怪しい人物をピックアップして、その人の顔を拡大して、それが誰かであるか特定できます。

ところで、屋外に防犯監視カメラを取り付ける場合は、たとえ雨風にさらされなくても室内設置の場合に比べてカメラの寿命は短くなります。また、玄関などの入り口だけでなく、敷地の周りを広く取り囲んで監視するばあいは多数のカメラを屋外に設置する必要があり、それだけ費用もかさみます。

室内にボックスカメラを設置して、防犯目的以外に、お子様やペット、家族の徘徊の監視などに利用することもできます。銀行などでは1室にボックスカメラ数台が設置されていますが、通常の家庭では1室に1台設置するだけで十分です。

ボックス型防犯カメラの選び方

多くのボックス型カメラは監視方向が固定されているため、監視範囲が狭くなります。そのため、広い監視範囲をカバーするために、多数のボックスカメラを設置する必要があります。監視範囲をカバーするために何台設置する必要があるか、取り付け場所にケーブルを這わせることができるかどうか、カメラの画像の鮮明度は十分か、ダミーカメラでも十分か、などを考えて予算に応じて選びましょう。広い監視範囲をカバーしたいのであれば、ドーム型カメラを選びましょう。




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